CQ CQ CQ で始まる、アマチュア無線のコラムへようこそ!
早いモノで、この趣味を始めてから、22年になります。他の趣味に忙しくて、やらない時期もありましたが、ライフワークになるであろう
この趣味は、やはり「笑っちゃう」ほど楽しいことばかりです!
ただし・・・それなりの知識や経験がモノを言いますから〜知らない人にとっては、難しそうなムードがあるかも知れません。
ここでは、ギャグを交えながら〜私自身の、「おとぼけ無線局」ぶりをお見せしたと思います。
難しそうなムードが、少しでも晴れるよう〜がんばって作ってみますね!
まずは、これ。
QSLカードと言います。簡単に言うと、交信証明書です。双方のコールサイン、場所、相手の信号
(声やモールス信号)の状態、日時、周波数、もちろん「交信しました」と言う文言などなどを書き入れて、相手に送ります。
30歳以上の方は、BCLでのベリカードに似たようなモノと思っていただいて良いかと思いま〜す。
で・・・各局とも、思い思いのデザインで見ていて飽きません。私の場合は、これなんですけど・・・日本人なら「サムライ」かなぁ・・・と。(笑)
これがまたアメリカなどの先進国では非常に好評で、「あなたは本当にサムライなのか?」などと、
後日、また交信した時に訊ねられたりします。
じゃぁ、次のカードは、忍者装束でアンテナ工事をしているところでも・・・と思ったり〜家族全員が忍者になって、寿司や天ぷらを食べていたりとか、京都に行って女房に舞妓さんの服着せるとか、悪だくみを練っています(爆)
でも・・・これって・・・「国際誤解」を招いたりしないか〜と言う向きもありますが〜海外通信をするアマ
無線家たるもの、国際知識は豊富だと思いますので、あまり心配はしておりませ〜ん。
スパイと言えば、「007ジェームズ・ボンド」とか「マタハリ」なんて思い浮かんだり〜サンスター社から出ていた「スパイセット」なんてので、子どもの頃に遊んだ事を思い出します。結構、スパイって〜身近にいたような錯覚がなかったですか?
で・・・本題。
今でこそ、大借金をして〜我が家が出来ましたけど、数年前は平屋のボロっちい貸家に住んでいました。
当時の無線の楽しみ方は〜大きなアンテナにタワーなんて事は出来ませんでしたから、自分で色々なアンテナを設計&製作しては、それを上げて交信していました。上手くいくと、かなり遠くの局(国内or海外)と交信でき、「これは自作のアンテナで交信しているんですよ」と、自慢げに相手に話しをしてました。多いときはところ狭しとばかりに、アンテナが5本も上がっていまして・・・プレハブの無線室からは、英語、スペイン語〜はたまたツートツーツーとかモールス信号が聞こえています。
それが子ども達には、「かなり怪しいゾ」と思われたんでしょうね(笑)
ある日「おぃ・・・始まったぞ・・・」と、窓の下でヒソヒソ声がする。「ナンだろう?」と思って見ていると〜窓の下から「潜望鏡」が上がって来るではないですか!?それもまた、昔見たスパイセットのモノを似たようなのが・・・ネ。
これはこれは〜と、こっちも真に受けて、電信鍵でモールス信号を打ったりして(笑)
しばらく子ども達は、(きっと唾を飲み込みながら)耳を澄ませていたみたいですが〜「おぃ、見つかるとまずいぞ」との声に、そろそろと帰っていきました。
それ以来、子ども達は来なくなったのですが〜はてさて、わたしはスパイのままなのでしょうか?引っ越したときに、見張りは立っていなかったと思いますが?でも、仮面ライダーとかを呼ばれなくて、ホント助かったナァ。
海外交信の主な言語は「英語」です。でも、わたし満足に出来ません!とりあえず、相手に送ら
なければいけないデータくらいは出来ますけど、高校以上の文法なんかは、ちょっと・・・。
仕方ないので〜スラング&ブロークンで通しますよ。で、喋るのは良いけど、ヒアリングがダメ
ですね。もって30秒くらいしか整理できない(笑) FEN仕込みなんですけど、知らない単語は
分かるわけがない・・・(苦笑)。
そこで登場するのが〜「モールス信号」。これなら、発音、アクセント、イントネーションも関係
ないもんね!やりとりも、そんな多くないし〜音声より遠くに届くしねっ。
初めは、こんな信号、ウルトラ警備隊じゃぁあるまいし、分かるわけねぇ!とか思ってましたが、
慣れちゃうと〜不思議なくらいに何でもない。デジタル通信も便利ですが〜アナログも捨てた
モノじゃないなぁと思います。
最近では、そう思って、手旗信号を習い始めていたりもします(笑) リンク集からどうぞ〜。(続く)
ミニマルチ社製 4エレ八木アンテナ
自宅のアンテナです。
これで、200カントリーあまり、交信しています
「ペディション」って単語は無いと思います。なので、尚更なんの事だか分かりませんよね。
要するに「移動運用」です。無線家がいない場所や、無人島など、滅多に交信できない所へ出かけ
て行くと言ったところです。珍しがられますから〜日本中、時には世界中から、ハチの巣をつついた
様に呼ばれる事もあり、興奮します。
右のQSLカードは、伊豆諸島の遙か南方の「青ヶ島」と言うところにペディに行った時のモノです。
台風が通過直後で、飛行機は元より〜ヘリコプターも、すごい揺れて・・・生まれて初めての空旅は、
死を覚悟しました(笑)
上陸後は、ご覧の通り、テントを張り、キャンプ&無線を楽しんだと言うところです。
このペディについては、後日、アマ無線家のために詳しくレポートする予定です、お楽しみに〜(続く)
東京都青ヶ島村移動QSLカード
約2000局余りと交信しました。